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レア・アース(希土類)は、原子番号57番から71番までの15元素(ランタノイド*)と21番のスカンジウム(Sc)、39番のイットリウム(Y)を加えた17元素の総称。各元素は科学的性質が似ていて、鉱物中からつねに一団となって発見されます。1794年に、スウェーデン産の希少鉱物から発見されたために「レア(希=稀れ)」の名が付けられました(ちなみに「アース(土)」は、融点が高くて還元されにくい金属酸化物をさしていました)。しかしイットリウムやネオジムなどの存在量は、スズ、コバルトよりも多いことが分かっています。しかし、化学的性質が似ているため、分離精製には高度な技術が必要です。信越化学では、1967年より独自の技術で原料から高純度のレア・アースを生産し、酸化物やメタルなどさまざまな形に変えて送り出しています。
*ランタノイド=ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu) ただし、プロメチウムは天然には存在しません。
■特徴・用途
- 蛍光体
YとEuは赤、TbとLaとCeは緑、Euは青の蛍光体に応用されています。レア・アース蛍光体は、自然光と同じ色調を持つ蛍光灯、液晶テレビのバックライト、プラズマテレビやブラウン管テレビなどに利用されています。
- 水素吸蔵機能
レア・アース合金は他の合金に比べ、水素の吸蔵・放出速度が速く、低い圧力で平衡に達するため、室温で水素吸蔵が可能です。
- 磁性材料
Nd、Sm、Ceは磁性材料として優れた特性を有し、磁石の小型化、強力化に貢献しています。
- ハイテク分野
携帯電話などの電子部品、ファインセラミックス、超伝導、ミニディスク(MD)など、ハイテク分野での利用が進んでいます。
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